修復とは、
「もう一度出会う」こと。
JGP Bygg Asは、1987年の創業以来、港区青山の小さな工房で一点一点の修復に取り組んでまいりました。ここでは、創業の経緯と、私たちの修復哲学をご紹介します。
創業の物語
JGP Bygg Asの創業者は、フランスでアンティーク修復を学んだあと、帰国して青山に小さな工房を開きました。当時はまだ日本で「修復業」を営むところがほとんどなく、知り合いの骨董商から家具を一本預かる、というような小さな仕事がほとんどでした。
それから四十年、修理の依頼は家具から陶磁器、絵画、銀器、書画へと広がり、いまでは日本全国、また遠くは海外のオーナー様からご依頼をいただくようになりました。いつの間にか、修復師は八名、工房も二部屋増えました。それでも「一点一点を丁寧に」という創業当時の想いは、何も変わっておりません。
修復哲学
オリヴィエアンティークレストアが、お品物をお預かりするとき、いつも同じことを考えます。
歴史を消すのではなく、繋ぐ
修復の目的は、新品のように見せかけることではありません。材質・技法・時代の痕跡を可能なかぎり保ちながら、もう一度使い続けていける状態に整える。それが私たちの考える「修復」です。
素材に正直であること
漆には漆、膠には膠、木には木——その時代にその素材が使われていたのには理由があります。科学的素材をむやみに持ち込まず、古典的な素材選定を基本としています。
職人同士の分業
家具は家具の職人が、陶磁器は陶磁器の職人が。一人の職人が何でもやる「便利屋」よりも、各ジャンルに精通した分業体制こそが高い品質につながると信じています。
記録を残す
JGP Bygg Asでは、すべての修復ご依頼について、工程写真と使用材料をまとめた「修復調書」をお渡ししています。未来の修復や評価のために、記録はとても大切なものだと考えます。
修復工房のスタッフ
オリヴィエアンティークレストアの修復師は、全員がそれぞれのジャンルで十年以上のキャリアを持つ専門家です。
家具・木工芸全般を担う創業者。フランスやドイツで修行した木工修復の技法を持ち、創業以来四十年、日本の修復業の草分けとして活動しています。
陶磁器修復の担当。京都の伝統工芸学校で学び、有田焼・清水焼・唐津焼など和陶磁の金継・銀継・漆継ぎを手掛けています。
金属工芸修復の担当。銀製品、ブロンズ、銅製品の接合・鍍金・研磨を担当し、海外アンティークの銀食器修復も多く手がけます。
書画・紙素材の修復を担当。掛軸、屏風、巻物、古地図、和本、版画などの保存と修復を担当しています。
四十年余のあゆみ
工房開設
JGP Bygg Asは、港区南青山の一角で小さな修復工房として産声を上げました。
分業体制の導入
ジャンルの専門性が高まり、家具・陶磁器・金属・絵画ごとに担当修復師を置く分業体制が始まりました。
宅配修復サービス開始
日本全国からご依頼をいただけるよう、専用の木枠梱包キットを使う宅配修復サービスを始めました。
修復調書の発行開始
ご依頼一点ごとに「修復調書」と工程写真をお渡しする取り組みを始めました。